鈴木社長が「ファイブファン」を生み出すまでに手掛けた発明品は10個くらいだという。
「普通なら100個の発明品のうち1,2個を量産できれば 成功です。
それに比べたら私は幸運だったかもしれません」。
しかし、発明の努力は尽きない。
長時間トイレの中で考えたり、夜中に目が覚めアイデアをメモし たりした。
また北は東北、南は九州まで行き、床下に潜って状況を確かめたこともある。
一方、早期退職の経験から「同じ道を歩ませたくない」と従業員への思 いやりも深い。
「小さな会社だけれど、一緒に仕事をしている仲間。働きやすい環境を作ることも、私の大事な役目です」